「ごめんね~ルパン」
「そりぁないぜぇ~不二子ちゃ~ん」
そんなやりとりがどことなく聞こえてきたのは僕だけでしょうか(笑)
これがスパイではなく泥棒だったら完全にルパンです。
どうせ荒唐無稽なんだから、
第二次世界大戦うんぬんみたいな戦時下のスケールは無視して、
現代の産業スパイとかに設定を変えた方がよかったんじゃないかな。
ただでさえミッション:インポッシブルを大幅にダウンサイジングしているのに、
それでもまだ不相応に思えるくらいミニミニスパイ大作戦。
とりあえずツッコミどころ満載で、
亀梨の逃走中早着替えが全く役立ってる感がないし、
無国籍感を出すなら「魔の都」なんて表現は中途半端だし、
時間切れで敵に見つかるってドンマイすぎるし、
ライターとか写真とか運命を託したラッキーがなければ全部大失敗やん。
そもそも根本的にこの作品のどのあたりが究極の頭脳戦で、
どこで誰がどう騙されるわけ?
何が衝撃的結末なの?
シンプルでそのまんまなのは予告篇詐欺って感じ。
亀梨くんはそれなりにカッコよかったけど、
カッコよく見せることを終始徹底してるから当たり前で、
それ以上の見所はなく、
深田恭子は誰がどう見てもただのメイドではないことくらいすぐ分かるし、
鞭でシバかれるのもマニアにはいいだろうけど、アクションやるには体にキレがない。
演出はスピーディーであっという間のテンポ感なんで、
入江悠監督もこれでメジャーになりそうだけど、
本来の作風(「サイタマノラッパー」シリーズとか「日々ロック」)とは合ってない気もする。
……なんて不満ばかり書いたけど、
2時間のエンターテインメントとしてはまずまず楽しめたかな。
決して亀梨くんのファン以外にはオススメはしませんが…
余談ですが、
タイトルは「ジョーカー・ゲーム」です。
「・」が重要で、
「ジョーカーゲーム」だと某AKBのアイドル主演の脱出ゲームになりますので、
お間違えなく(笑)
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